「iPad mini 4」のRAMは2Gバイト──iFixitが解剖で確認

Appleが公表しないRAM容量、「iPad mini 4」は2Gバイトであることが、iFixitの分解リポートで明らかになった。その他、iPad Air 2とほぼ同等の性能を小さなボディで実現するための様々な工夫がみられる。

» 2015年09月19日 07時06分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Appleが9日に発表した「iPad mini 4」のRAMが2Gバイトであることが確認できた。Appleの一連のモバイル製品の分解マニュアルを掲載しているWebサイトiFixitが9月18日(現地時間)、同端末の解剖リポートで報告した。

 ifixit 1 解剖結果

 Appleは自社端末のRAM容量を公表しないが、9日発表製品のうち、「iPad Pro」と新iPhoneの容量は判明していた。

 iPad mini 4のプロセッサはA8(APL1011)のSoCで、パッケージ内に韓国SK Hynixの2GバイトのLPDDR3が含まれる。iFixitが分解した端末では、16GバイトのメモリもSK Hynix製だった。

 ifixit 2 赤い囲みがA8、オレンジがNAND Flash、黄色はNFCチップ(オランダNXP Semiconductors製)

 iPad mini 4は先代の「iPad mini 3」より性能がアップしつつ、1.4ミリも薄くなっている。そのための工夫の1つが、バッテリーのサイズダウンだ(mAhも減っているが、Appleが発表したバッテリー持続時間は先代と同じ10時間)。バッテリーは薄くなっただけでなく、ダブルセルからシングルセルになった。

 また、液晶ディスプレイをガラスパネルに密着させたことでも薄さを実現している。ただし、iFixitはこのせいで修理しにくくなったと指摘する。

 この他、FaceTimeカメラをコンパクトにするなど、「iPad Air 2」とほぼ同じ性能をコンパクトなボディで実現するための様々な工夫がみれられる。

 iFixit恒例の修理しやすさの採点は10点中2と先代と同じだ。

 iFixitによる詳しい解剖リポートはこちら

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