米Scottradeのネットワークが不正アクセスされ、約460万人の顧客の氏名や住所などの情報が流出した。
オンライン証券取引サービスを展開する米Scottradeは10月1日、ネットワークに不正アクセスされて約460万人の顧客の氏名や住所などの情報が流出したと発表した。
発表によると、ネットワークへの不正アクセスは2013〜2014年にかけて発生し、顧客の氏名や住所などの情報が盗まれていたことが分かった。被害に遭ったシステムには社会保障番号などセンシティブな情報も保存されていたが、「今回の事案の照準は連絡先情報にあったようだ」と説明している。
取引プラットフォームや顧客のファンドが被害に遭った形跡はなく、パスワードは暗号化されていて、不正利用などの痕跡はないと強調している。
今回の事件は、複数の金融機関から情報が流出したサイバー犯罪について捜査している米連邦当局からの連絡を受けて発覚したという。
米国ではクラウドファンディングサイトを運営するPatreonや、T-Mobile加入者などのクレジット信用調査を行っているExperianでも、相次いで情報の流出が発覚している。
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