Twitterの共同創業者、エバン・ウィリアムズ氏のソーシャルブログメディア「Medium」のWebおよびモバイルアプリが大幅に刷新され、ロゴも変わった。「人々がストーリーを共有する場」としてのMediumを「次の段階」に進めるためのアップデートだとウィリアムズ氏は説明した。
米ソーシャルブログメディアMediumは10月7日(現地時間)、WebおよびiOS/Androidアプリで大幅なアップデートを実施したと発表した。それに合わせ、ロゴのデザインも刷新した。
ロゴは「Mediumのパースペクティブ(観点、物事を評価する力、全体像、遠近感、などの意味)の深さをより良く反映したもの」にしたという(詳細はこちらのMedium)。
フォントやアンダーラインの太さなどを変更することで、従来より、特にスマートフォンなどの小さな画面でも見やすくしたという。本文フォントはCharterに、見出しフォントはKievitになった。
Twitterで人気の「メンション」(@+ユーザー名でそのユーザーにリンクできる機能)を使えるようになった。Twitter同様に、@+ユーザー名と入力すると緑の文字でユーザー名が表示され、読者がその名前をクリックするとそのユーザーのMediumのプロフィールページに飛ぶ。
TK機能も追加された。TKとは例えば外出中に原稿を書いていて正確な言葉が確認できない場合などにその部分に印を入れておいて後で入力するための記号だ。TKを入れておいたまま忘れて原稿を公開しようとするとアラートを表示してくれる。
この他の新機能についてはこちら。
モバイルアプリもアップデートした。話題のストーリー(記事)を探しやすくなり、プロフィールがリッチになり、原稿作成ツールも使いやすくなった。詳細は、Androidについてはこちら、iOSはこちら。
Publishing APIの提供により、Mediumの編集ツール以外で作成した記事をMediumで公開できるようになった。まずはWordPress、iA Writer、Byword、Ulyssesが対応した。詳細はこちら。
Mediumは米Twitterの共同創業者でBloggerの創業者でもあるエバン・ウィリアムズ氏が2012年の立ち上げたブログメディア。同氏は自身のMediumのストーリーで、Medium立ち上げの目的は人々に自分のストーリーやアイデア、ユニークな観点を共有する場を提供することだと説明し、今回の刷新はその目的に近づくためのレベルアップだと語った。
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