ITmedia エンタープライズ編集部主催の“情シスによる情シスのための交流会”「俺たちの情シス」の第6回を開催しました。今回は旬の新人さんたちが主役。情シスのみなさんの質問に彼らが見せた反応とは……。
ITmedia エンタープライズ編集部は5月19日、6回目となる“情シスによる情シスのための交流会”「俺たちの情シス」(略して「俺情」)を開催しました。いつもは、情シスの皆さんが普段抱えている悩み事についてディスカッションするのですが、今回は趣向を変え、情シスの皆さんが新人さんに抱く疑問にアイティメディアの新人たちが答えるスタイルで実施しました。ベテラン情シスたちの質問攻めに、彼らはどう答えたのでしょうか。
情シスの皆さんから多く寄せられた疑問の1つが、「話を理解できていますか?」というもの。先輩社員が会社のルールや業務について説明する際に、ハキハキと受け答えするものの、後から確認してみると、きちんと内容を把握していないことがあり、「ほんとに話を聞いていたのかなぁ……」と感じることが多いようです。こんな時に先輩社員は、「話し方が悪かったのか?」と反省しきり。一方の新人たちは、どんな風に思っているのでしょうか。
先輩社員の話に「分からないまま生返事をしたことがある?」との質問に、2年目の片渕は「否定はできないですね……」と、心当たりがある様子。でもそれは、先輩社員のキモチを察するあまりの行動であるようです。
「わざわざ時間を割いていただいているので、話を遮ってはいけないと考えてしまいがちです。先輩の気持ちを勝手に想像して、気を使わせないようにしているのがかえってよくないのかもしれません」(片渕)
1年目の齋藤も片渕と同意見でした。
「話の最中に質問してはいけないと、つい考えてしまいます。ITの専門用語もまだ分からないことが多く、後で調べてから質問した方がいいのかなと、遠慮してしまいます……」(齋藤)
一生懸命に指導してくれる先輩に、新人たちは気を遣いすぎているのかもしれません。しかし、先輩社会人としてはどんどん質問してくれる方がうれしいもの。会場の情シスの皆さんもどんどん質問してほしいとの意見でした。
イマドキの若者はスマホが当たり前! ネットも卒論制作もスマホやケータイで済ませ、PCを持っていない人も少なくないとささやかれています。果たして本当なのでしょうか? 会場からは「インターネットはスマホだけと聞き、そのジェネレーションギャップが怖いです」という声も挙がりました。
この質問にアイティメディアの新人たちは、「さすがに持ってます!」とキッパリ。ただし鈴木によれば、彼の後輩の多くはPCを持っていないそうです。
鈴木自身は、6年前に購入したノートPCを使い続けているとのことですが、ここでアイティメディアの情シス・イシノから「PCは本当に必要だと思う?」と鋭い質問が3人に向けられました。
思わず「職業的には……」とシドロモドロに答えた鈴木に、イシノや会場の情シスの皆さんから「それはそうでしょう!」と、鋭い突っ込みの嵐。「IT業界の動きを日々追いかけているITmediaの記者なら、もっとこだわってほしい」という新人への期待と応援のキモチがこもった応援でした(?)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.