受付に水田? 会議室にトマト? 自然と共生する“東京駅”のオフィス内山信二が行く!オフィス訪問記(1/4 ページ)

エントランスの扉を開けると、受付には水田?他にも会議室の天井にはトマト、椅子の下にはカイワレが育つ。こんなオフィスが東京駅のすぐ近くにあったなんて……

» 2016年08月20日 07時15分 公開
[ITmedia]

内山信二が行く!オフィス訪問記について

 本記事は、企業・法人のIT選定・導入をサポートする総合情報サイト キーマンズネット から転載しています。そのため、最新記事をご覧になる場合は、内山信二が行く!オフィス訪問記 からご覧ください。

 東京駅八重洲北口からすぐ。呉服橋交差点。裏手には日本橋川が流れている。ガラス張りの高層ビルが続々と誕生する大オフィス街の真ん中に、緑に覆われた一風変わったビルがある。それが「パソナグループ本部」ビルだ。総合人材サービスの大手、株式会社パソナグループの拠点である。

 オフィスのテーマは「アーバンファーム」。2010年、「自然との共生」をコンセプトに農業支援、従業員の健康増進、環境/エコをキーワードに誕生した。壁面緑化だけなら見かけるが、同社はそれだけにとどまらないのが特徴だ。何しろビル内に水田や畑まで持っているのである。前編は驚くほど緑あふれるオフィスの見どころを紹介していこう。

内山

 9階建てのパソナグループ本部。壁面にはバラが多く配されており、5月にはバラの花が咲いて多くの人が足を止めてくれるという。ビル自体は築50年ほどのものをリノベーション。緑のカーテンで年間約7トンのCO2を削減するなど環境に気を配っている。

内山

 メインエントランスにも緑が溢れ、裏手の川から鳥が飛んできて実をついばんでいた。

内山

 エントランスを入ると……いきなり水田!? もう1度確認するが、ここは東京駅前のオフィスビルだ。ここはパソナグループの「パソナ農援隊」によって管理されている。パソナグループが行う“農業に携わりたい方”の支援の1つだ。農援隊はチャレンジファームや農業ビジネススクールなど農業に挑戦するプログラムを提供している。

内山

 この角度から見ると本当にエントランスに水田があり、その脇で打ち合わせが行われているのが分かる。実った稲穂をみながらの打ち合わせだ。1階、2階の打ち合わせスペースは、一般見学も可能だ。

内山

 いい感じに実った稲穂。来週収穫するそうだ。東北復興支援ということで、青森の「青天の霹靂」という新ブランド米を育てている。この場所を農業についての人材育成や、植物工場について発信していく中心地としても位置付けているそうだ。

内山

 天然素材のヤシマットの上に土壌を敷き、水はポンプで循環している。人工照明下における農業実験的な側面も。

内山

 早速内山くんも農業体験! 案内してくれるのは「パソナ農援隊」の米山さん。

内山

内山「米山さんはどんなお仕事をされているんですか?」


内山

米山さん「私は“パソナ農援隊”のメンバーで、オフィスの緑の管理をしています。働く従業員がイキイキと働けるようにビル内の緑を管理したり、オフィスで育てた野菜を収穫し、食堂で提供したりしています。農業分野の就農支援も2003年から行っており、それを来訪者に知ってもらうといった活動もあります」


内山
内山

内山「なるほどね〜。で、その活動を手伝いたいんだけどさ。エプロンのひも、長さ足りないんだわ……」


内山

編集者(結構大きめの用意したんですけど……)


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