「ドア、汚れてない？」mixiのオフィスが傷だらけな理由：内山信二が行く！オフィス訪問記（1/5 ページ）

今回は、日本発のSNSである『mixi』や、スマホアプリ『モンスターストライク（モンスト）』などが有名なミクシィさんのオフィスを訪問。床やドアについたキズや汚れを“あえて残す”理由とは一体……。

[ITmedia]

内山信二が行く！オフィス訪問記について

　本記事は、企業・法人のIT選定・導入をサポートする総合情報サイト キーマンズネット から転載しています。そのため、最新記事をご覧になる場合は、内山信二が行く！オフィス訪問記 からご覧ください。

　1997年にWeb系求人情報サイトの『Find Job!』の運営からスタートし、日本発のソーシャル・ネットワーキング サービス（SNS）である『mixi』や、超大ヒット中のスマホアプリのひっぱりハンティングRPG『モンスターストライク（モンスト）』など、いくつもの事業で成長を続けてきた株式会社ミクシィ。

　2011年に原宿から渋谷へと移転したオフィスのテーマは、人と人とのつながり、コミュニケーション。訪れた人々がつながり、コミュニケーションが生まれるように考えられた社内には、さまざまな工夫が隠されていた。

内山「いやー、実は僕もmixiやっているんですよ。内山信二コミュ（mixi内の内山くんファンの集まり）があるって聞いて、悪口言われてないか心配でのぞくために登録したのがきっかけ何ですけどね（笑）」

編集者（冒頭から驚きのカミングアウト、ありがとうございます）

　受付周辺は、開放的で広々とした造り。

内山「いや、広々としてるのはいいけど、なんかここの床、汚れてない？　キチンと清掃していますか？」

　実はこの床、日々使用されるごとに味わいが出る木材を敷き詰めてあるのだ。サービスの成長とともに、オフィスにも歴史が刻まれるような仕上げになっている。

　本社受付のあるこのフロア全体がコミュニケーションを生むためのスペースとして考えられており、このキズや汚れを見ることで、どれだけの人がこの受付を訪れたのかが体感できるようになっているのだ。

　受付を通り過ぎると会議室がずらりと並んでいるが、このドアも同様に触れた跡が残りやすい材質でできている。

　こうやって会議室でコミュニケーションがとられるたびに、ドアに跡が残っていくという仕掛けである。

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