日本で技術が浸透するまでの過程を分析した「ハイプ・サイクル」の2016年版を発表した。
IT調査会社のガートナー ジャパンは10月5日、「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2016年」を発表した。ITやビジネスに関する38のキーワードについて9月時点の普及動向をまとめた。
ハイプ・サイクルは、市場に登場した技術がもてはやされ、熱狂が冷める時期を経て市場を確立し、市場で意義や役割が理解されるようになるまでの典型的な経過を示したもの。
それによると、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)、データサイエンスなどは「過度な期待のピーク期」にあると分析。今後は期待の反動から「幻滅期」へ次第に移行していく。一方、これまで幻滅期に位置付けていたクラウドコンピューティングは、本格的な普及段階に突入しつつあるとした。
黎明期にあたるキーワードでは、IoTセキュリティやコグニティブ(認知)技術を駆使したサービス、ヒューリスティックオートメーションなどを挙げている。
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