企業向けチームコラボレーションツールのSlackに、組織外のメンバーとチャンネル(会議室のようなもの)を共有する機能「Shared Channels」がβ版として追加された。
企業向けコラボレーションツール「Slack」を運営する米Slack Technologiesは9月13日(現地時間)、外部メンバーとチャンネル(会議室のようなもの)を簡単に共有する機能「Shared Channels」をβ公開した。
チャンネルにはこれまでも外部メンバーを招待することはできたが、ゲストアカウントを作る必要があった。Shared Channelでは、チャンネルの管理者が許可すれば、Slackを利用している組織同士でチャンネルに参加できる。
Shared Channel参加者は、普通のチャンネルと同様に会話やファイルの投稿などが可能だ。
Shared Channelが開設されると、Slackの左パネルの「Channels」一覧の上に「Shared Channels」が表示される。チャンネルが外部と共有されているかどうかはチャンネル名の右に2枚のひし形を重ねたようなアイコンがつくことからも分かる。
チャンネル内では参加メンバーがどの組織に所属するのかが、プロフィール画像に表示されるバッジで判別できる。プロフィール画像をクリックすれば、プロフィールも確認できる。
米Microsoftは11日、Slack対抗のコラボレーションツール「Microsoft Teams」に、同様の組織外メンバーのチームへの参加機能を追加したと発表した。
Slackによると、DAU(日間アクティブユーザー)は600万人で、その55%は米国外ユーザーという。東京では33万人以上がSlackを使っているとしている。
Slackは同日、年内に日本語に対応することも発表した。
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