宿や飛行機の予約メールから自動で旅程を作ってくれるとても便利なアプリをGoogleが提供していますが、無料なのにはもちろんワケがあります。
先日、取材で訪れたラスベガスで、ちょっと面白いアプリを使ってみました。Googleが提供するスマートフォンアプリ「Google Trip」です。
このGoogle Tripをひと言で説明すると、Gmailに届く宿泊予定や飛行機の予約を認識し、自動で旅程を作ってくれるサービス。もし、あなたがGmailを利用していて、ホテルや飛行機の予約情報をGmailで受け取っていたら、Googleが必要な情報を自動で抽出して旅程としてまとめてくれるのです。
このアプリの面白い点は、旅程を作るだけでなく、現地の観光スポットを表示してくれるところ。「お勧めスポット」や「食べる、飲む」といったカテゴリーで、現地の見どころをまとめてくれます。
今回、私が訪れたのは、アメリカでも有数の観光地であるラスベガスなので、もちろんGoogleマップや検索を使って必要な情報を調べることはできます。でも、このアプリを使うと、ラスベガスという“場所”を軸に、受動的に情報を得られるのが便利だと思いました。
さらにこのアプリは、Gmailさえ使っていれば過去の旅程もまとめてくれます。私の場合、2008年の旅程まで作られていて、しばしタイムトリップしたかのような懐かしさを感じることができました。
個人的にGoogle Tripで便利だと思ったのは、旅程を「丸ごとダウンロード」できる機能です。これを利用すると、現地の見どころなどをオフラインでも見ることができます。
海外旅行中は通信手段が限られている上、通信量をしっかり把握しておかないと、知らぬ間に「ギガ不足」に陥り、通信制限がかかってしまいます。そんな事態に陥らないよう、あらかじめ日本のWi-Fi環境で旅程をダウンロードしておくといいでしょう。
日本から海外に行くときには、入国審査の書類にパスポート番号や宿泊先の住所、今、乗っている飛行機の便名などを記入する必要があります。そんなときにも、オフラインで旅程を確認できれば便利ですよね。
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