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» 2017年12月19日 13時00分 公開

半径300メートルのIT:【2018年版】意外にあるぞ、無料で強力なセキュリティの教科書 (1/2)

こんなに分かりやすくセキュリティについて解説していて、無料でいいの!? そんな驚くべきセキュリティコンテンツを3冊、ご紹介します。

[宮田健,ITmedia]

 ちょっと前ならば、何かを本気で学ぶためには「専門書を買い込み、熟読すべし」というのが当たり前でした。ところが最近は、その筋の専門家が集まって作成した質の高いドキュメントを、公的な機関が無料で配信する事例が増えています。

 以前、このコラムで「読んでおくべき無料のセキュリティの教科書」を紹介しました。今回はそれ以降に見つけた、おすすめの「無料セキュリティガイド」3冊を紹介します。

セキュリティのビギナー向けハンドブック

Photo 「ネットワークビギナーのための情報セキュリティハンドブック」

 1冊目は、内閣サイバーセキュリティセンターが無料で提供している「ネットワークビギナーのための情報セキュリティハンドブック」。サイバーセキュリティとは何か? という大きなトピックを、さまざまな切り口から分かりやすく紹介する1冊です。

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 例えば第1章では「基本のセキュリティ」と題して、「システムを最新にする」「複雑なパスワードと多要素認証を使う」「攻撃されにくくするために侵入に手間がかかるようにする」「心のすきを作らないようにする」という4つのポイントから、説得力と実効性のある内容を詳しく解説しています。

 イラストが多く、新社会人ならずとも読みやすいのもポイント。コラムの項目も「デジタル遺産相続」や「デマに踊らされない」など、着目点が興味深く、読みものとして素晴らしい一冊でした。これが無料で読めるなんて、本当にいい時代になりました。

 そしてさらにありがたいことに、このテキストはPDFだけでなく、Amazon KindleストアやiBooks、dブックなど大手電子書籍サイトでも「無料」で配信されており、さまざまなデバイスでいつでもどこでも読めるのです。ぜひ、ダウンロードを。

ハードボイルドな装いの中小企業向けセキュリティ対策本

Photo 東京都産業労働局「中小企業向けサイバーセキュリティ対策の極意」

 次はグッとハードボイルドな装いの1冊。東京都産業労働局が配布している「中小企業向けサイバーセキュリティ対策の極意」です。タイトル通り“中小企業”向けで、中小企業にありがちな(と思われている)、「ハッカーがウチみたいなところを狙っても何にも取られるものなんてないよ」という思い込みを、それは勘違いであるとていねいに解説する1冊です。

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 攻撃者にとっては、どんな規模の企業であろうともネットバンキングに残高が残ってさえいれば、十分狙う価値がありますし、大きな企業と取引をしていれば、それが立派な攻撃理由になります。

 こちらもイラストを多用しているので、現場はもとより、そっと経営者の机に置いておくのもよさそうです。こちらはPDFによるダウンロードのほか、都内の企業なら紙の冊子を送付してくれるようです。

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