京都で開催されている「ケータイ国際フォーラム」の展示会場に、KDDIが先日発表した“ビジネスケータイ”こと「E02SA」が出展されている。「B01K」(3月15日の記事参照)が1X端末であるのに対し、E02SAはWINに対応。機能面でもB01Kの機能をほぼ備え、さらに無線LANにも対応した上位モデルとなる。7月発売予定ということもあり、サイズや重さなどのスペックは公開されていない。
ビジネスケータイということで、コンシューマー向け携帯にありがちなポップな色使いではなくメタリックな質感。これは京セラ製の「B01K」(3月15日の記事参照)も同様だ。アルミパネルを採用しており、外見は同じ三洋電機製の「W41SA」をがっしりさせたようなデザインとなっている。「W41SAに似ているという声もあるが、特にベースになっているわけではない。実際、W41SAと異なり『au ICカード』(2005年7月の記事参照)や『GLOBAL EXPERT』(2005年7月の記事参照)に対応している」(説明員)
最大の特徴は無線LANを利用してVoIP通話が行える点で、BREWアプリとしてSIPクライアントをプリインストールすることにより実現している。「いちいちアプリを立ち上げないとVoIP通話ができない……ということはない。BREWアプリはバックグラウンドで立ち上がっており、普通に発話の操作をして『外線』か『内線』か選ぶというイメージだ」
企業のPBXと連携させればE02SAをそのまま内線電話にできるが、PBXのシステムとの親和性なども重要になってくる。KDDIでは現在ユニアデックス、富士通と話し合いを進めており、両社のPBXを導入している企業であればスムーズにE02SAを導入できるようにする計画だ(3月7日の記事参照)。
「BREWでアプリを作れるため、標準でインストールしているVoIPアプリ以外にカスタマイズした法人アプリを利用することもできる。“組み込みではない”というところが強みで、自由度が高い」
B01K同様、リモートロックやデータ削除に対応。大容量バッテリーも装着できる。写真を見るとB01Kほどの厚みはないように見えるが、「今付けているのは大容量バッテリーではない。長時間利用したいユーザーは、別途オプションでバッテリーを付属させることになる」という。
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