リモートロックのデモも――ビジネス携帯「B01K」を触ってみたケータイ国際フォーラム

» 2006年03月15日 21時05分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 京都で開催されている「ケータイ国際フォーラム」会場で、KDDIはビジネスケータイ「B01K」を展示していた。セキュリティ機能を強化し、大容量バッテリーを搭載したモデルとなる(3月6日の記事参照)。市場価格は、7800円程度になる見込み。

Photo 京セラのタマゴ型端末「A1403K」を頑丈にしたような外観

 B01Kは、大型バッテリーを搭載しただけに厚さ31ミリとやや分厚い。ただし、このおかげで約470時間という待受時間を確保している。「このサイズのバッテリーはひと昔前にあったものだが、最近ではデザインの制約もあって敬遠されていた。しかし今回はビジネスケータイとして、このバッテリーを使う前提で開発を進めた」(説明員)

手にとってみると、相当な厚み。側面から見るとバッテリーの部分だけ出っ張っていることがよく分かる

 B01Kのもう1つの魅力が、セキュリティ機能だ。通常の携帯でも、事前に設定した「何分以内に何回コールする」などのルールに沿ってリモートロックをかけることは可能。しかしB01Kの場合は、ASPサービス「ビジネス便利パック」に対応したことにより、ネットワークに接続したPCから管理者が操作すると、ワンタッチでロックをかけられる仕組みになっている。端末内に重要なデータが入っていた場合には、リモートでデータを削除することもできる。

Photo 管理画面。当初、ビジネス便利パックのリモートロックに対応したau端末はB01Kだけだ

 会場では実際にリモートロックのデモを見ることができた。PC上で端末名を指定し、リモートロックのボタンをクリックするだけで端末側にロックの設定がかかる。端末に操作コマンドの意味合いを持ったSMSを送信して、各種操作を行うという仕組みだ。「悪意のあるユーザーがB01Kを拾って、通話しているとSMSは受信できない。ただしネットワーク側で『成功するまで再送』という設定ができるから、どこかで通話が途切れたタイミングでSMSの指示が反映される」

 POPメールにも対応しており、BREWアプリとして「POPメーラ」をプリインストールしている。ちなみに、前述のビジネス便利パックも、対応アプリをプリインストールしている。

PhotoPhoto ネットワーク経由で、ロックがかかった。これで一切の操作を受け付けない。もちろん管理者がワンクリックすればリモート解除も可能
(左)メニュー画面。電卓機能などがトップメニューに配置されている(中)BREWアプリとして、POPメーラをプリインストールする(右)文字サイズは、必要に応じて拡大可能だ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年07月27日 更新
  1. 小型スマホを使っている理由は? 選択肢のなさを嘆く声も:読者アンケート結果発表 (2024年07月26日)
  2. 「ハンディファン」「ネッククーラー」の選び方とやってはいけないこと 炎天下での利用は要注意 (2024年07月23日)
  3. IIJ×OPPO、Xiaomi、モトローラが語るスマホ戦術 おサイフケータイは「永遠の悩み」、IIJmioは「モバイル業界の宝石箱」 (2024年07月26日)
  4. 貼らない保護フィルムケース「スマハラ」、iPhone 15シリーズ向けに発売 丸洗いもOK (2024年07月26日)
  5. スマホの充電でやってはいけないこと 夏に気を付けたいNG行為は? (2024年07月26日)
  6. OPPOがFindシリーズを2024年内に国内発売へ 競合メーカー担当者の前でサプライズ告知 (2024年07月26日)
  7. 約2万円の折りたたみケータイ「Orbic JOURNEY Pro 4G」を試す シンプルで使いやすいがローカライズに課題も (2024年07月27日)
  8. 外出先から自宅のエアコンを遠隔操作、部屋を先に涼しくして“真夏の天国”を作っておく方法 (2024年07月25日)
  9. KDDIは通信障害をどのように検知してインフラを守っているのか ネットワークセンターに潜入 (2024年07月24日)
  10. 中国の“音楽特化スマホ”「MOONDROP MIAD01」を試す 重厚なサウンドに驚き、作り手のエゴを存分に感じた (2024年07月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー