京都で開催されている「ケータイ国際フォーラム」会場で、KDDIはビジネスケータイ「B01K」を展示していた。セキュリティ機能を強化し、大容量バッテリーを搭載したモデルとなる(3月6日の記事参照)。市場価格は、7800円程度になる見込み。
B01Kは、大型バッテリーを搭載しただけに厚さ31ミリとやや分厚い。ただし、このおかげで約470時間という待受時間を確保している。「このサイズのバッテリーはひと昔前にあったものだが、最近ではデザインの制約もあって敬遠されていた。しかし今回はビジネスケータイとして、このバッテリーを使う前提で開発を進めた」(説明員)
B01Kのもう1つの魅力が、セキュリティ機能だ。通常の携帯でも、事前に設定した「何分以内に何回コールする」などのルールに沿ってリモートロックをかけることは可能。しかしB01Kの場合は、ASPサービス「ビジネス便利パック」に対応したことにより、ネットワークに接続したPCから管理者が操作すると、ワンタッチでロックをかけられる仕組みになっている。端末内に重要なデータが入っていた場合には、リモートでデータを削除することもできる。
会場では実際にリモートロックのデモを見ることができた。PC上で端末名を指定し、リモートロックのボタンをクリックするだけで端末側にロックの設定がかかる。端末に操作コマンドの意味合いを持ったSMSを送信して、各種操作を行うという仕組みだ。「悪意のあるユーザーがB01Kを拾って、通話しているとSMSは受信できない。ただしネットワーク側で『成功するまで再送』という設定ができるから、どこかで通話が途切れたタイミングでSMSの指示が反映される」
POPメールにも対応しており、BREWアプリとして「POPメーラ」をプリインストールしている。ちなみに、前述のビジネス便利パックも、対応アプリをプリインストールしている。
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