私物の携帯からかけても、発信者番号は“050”――フュージョン

» 2006年03月23日 05時26分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]
フュージョン・コミュニケーションズ社長の角田忠久氏

 フュージョン・コミュニケーションズは3月22日、相手先番号の前に「0037-67」を付けることにより、ビジネス用の050番号を発信者番号として通知し、通話料を会社請求にできるサービス「モバイルチョイス“050”」を発表した。4月1日からサービス提供を開始する。

 モバイルチョイス“050”は、「FUSION IP-Phone」の付加転送サービスという位置づけ。社員1人1人が“050-XXX-XXXX”のIP電話番号を持ち、オフィスの固定電話からの発着信に利用する。不在時には個人の携帯番号に転送をできるが、個人の携帯電話番号から電話をかける際、相手に通知する発信者番号を“050-XXX-XXXX”のIP電話番号にでき、通話料を固定IP電話と一本化できるのがポイント。FUSION IP-Phoneの利用料(初期費用525円、月額基本料金399円)+月額料金210円で利用できる。

 050番号の転送先は、携帯電話のほか、Skypeも選択可能(2005年6月6日の記事参照)。業務時間外には転送せず、不在メッセージを流すこともできる。

photophoto モバイルチョイス“050”の概念図。会社の固定電話宛にかかってきた電話を携帯やSkypeに個人の転送できるほか、携帯からかけた場合でも発信者番号を050番号にすることが可能

通話種別 通話料金
フュージョンのIP電話宛 21円/分
その他の事業者のIP電話宛 26.25円/分
国内一般固定電話宛 31.5円/分
国内携帯電話/PHS宛 31.5円/分
国際通話 米国50円/分、韓国70円/分、中国70円/分

 フュージョンでは2004年12月から、携帯電話からの発信時に「0037-67」を付けることにより、通話料の公私分計ができる「モバイルチョイス」を提供していた。「モバイルチョイスを使うことで、個人が所有している携帯電話の通話料を、業務利用と私用に分けることはできたが、個人使用の携帯電話番号を取引先に知られてしまうのが困る、という声があった。モバイルチョイス“050”ではそれを解決した」(フュージョン)

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