昨年夏、日本を代表するソフトウェアベンダーらが、互いの連携を通じて国際競争力を高めようという理念の下、ジャパンドリームチーム、「MIJS(Made In Japan Software)コンソーシアム」を結成した。各社のパッケージソフトウェアが相互に連携できるよう、「MIJS標準規格」を策定するとともに、「日本の優れたソフトウェアを海外にも知らしめたい」と意気込む。設立から1年、チャレンジの輪は着実に広がっている。

注目記事

セコム木村会長が語る経営哲学:

「ソフトウェア業界はもっと汗をかかんといかん」

11月29日に開催される「第2回MIJSカンファレンス『Japan』」では、日本のCIOの草分けと言われるセコムの木村昌平会長が基調講演を行う。同社は急激に成長していた常駐・巡回警備を突如縮小させ、ネットワーク型の機械警備に切り替え、さらに大きなビジネスを作り上げることに成功した。セコムの「創造的破壊」の経営とは?


まつもとゆきひろ×丸山不二夫:

RubyとJavaのキーマンが考える、技術者が世界で活躍する条件

「第2回MIJSカンファレンス『Japan』」では、Ruby開発者のまつもとゆきひろ氏と、日本のJavaエバンジェリストである丸山不二夫氏の初対談が実現する。国内のデベロッパー注目の2人に、話を聞く。


パッケージ連携の標準化に現実解:

世界に挑む「サムライソフトウェア」の要件

日の丸ソフトウェアが世界で勝つためには、国産パッケージ同士が連携し合う仕組み作りが不可欠だ。MIJSでは国産パッケージ間の連携を目指す「超現実的標準規格」の策定を進めている。サムライテクノロジストたちの壮大なチャレンジが始まった。


イベント情報

参加無料

第2回 MIJSカンファレンス「Japan」

真のアプリケーション連携がここから始まる――「MIJS標準規格」第一弾発表


注目セッション 【基調講演】
セコム株式会社 取締役会長 木村昌平 氏
「創造的破壊の経営戦略 〜高生産性ビジネス創出と国際競争力の強化〜」

【特別講演】
ネットワーク応用通信研究所/楽天 技術研究所 フェロー まつもとゆきひろ 氏
稚内北星学園大学 教授/日本Javaユーザーグループ会長 丸山不二夫 氏
「世界に羽ばたいたRuby 〜日本の開発者が世界で活躍するための条件〜」
日時2007年11月29日(木)
会場目黒雅叙園 2F
参加費無料(事前登録制) 定員1000名
主催MIJSコンソーシアム
後援経済産業省(予定)、総務省(予定)
ASPインダストリ・コンソーシアム・ジャパン、ITマネジメント・サポート協同組合
協賛企業NEC、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社、日本オラクル株式会社、株式会社日立製作所、富士ゼロックス株式会社、マイクロソフト株式会社
メディア協力ITmediaエンタープライズ、IDGジャパン、@IT、EnterpriseZine、ZDnet Japan、Software Design、BCN

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イベント情報

参加無料

第2回 MIJSカンファレンス「Japan」

真のアプリケーション連携がここから始まる――「MIJS標準規格」第一弾発表


日程2007年11月29日(木)
会場目黒雅叙園 2F
参加費無料(事前登録制) 定員1000名
主催MIJSコンソーシアム
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コンソーシアム参加企業

MIJSはソフトウェアベンダーの側から、ビジネスに対するITの顧客満足度に応えるため、市場で求められるソフトウェアの製品間連携によるシステム基盤を構築し、国内・海外に向けいて「日本のソフトウェア」に対する優秀性の認知向上、市場におけるビジネス基盤の強化をはかります。