HTC、初のWiMAX対応Android端末「HTC EVO」を発表
HTCが、3G/4G対応のAndroid 2.1搭載スマートフォン「HTC EVO」を、米国のWiMAXネットワークで先行するSprintからこの夏発売する。
米通信キャリアのSprint Nextelと台湾のHTCは3月23日、初の3G/4G対応Android端末となる「HTC EVO」をこの夏にSprintから発売すると発表した。価格は明らかにしていない。
プロセッサはQualcommの1GHzのSnapdragonで、4.3インチ(解像度800x480)のタッチスクリーン、高精細ビデオの撮影もできる800万画素のカメラと正面にもう1機130万画素のカメラを搭載し、メモリは1Gバイト。サイズは12.2×6.6×1.3センチで重さは170グラム。
Androidのバージョンは最新の2.1で、Google GogglesなどのGoogleサービスを利用できる。Sprintの地図情報サービス「Sprint Navigation」と、HTCのオリジナルユーザーインタフェース「Sense」もサポートする。
ネットワークは3G(EVDO)、4G(WiMAX)、Wi-Fi(IEEE 802.11b/g)、Bluetooth 2.1をサポートする。WiMAXのスピードは上りが最速で1Mbps、下りが最速で10Mbps以上、下りの平均は3〜6Mbpsとしている。
Sprintは2008年9月にボルティモアでWiMAXサービスを立ち上げ、現在は米国内の27の市場で3000万人以上にサービスを提供している。今後さらにサービス範囲を拡大し、2010年末には1億2000万人をサポートする見込みだ。
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