まず最初に,次のコマンドを入力してみよう。
# less /var/log/messages | grep tty |
この表示結果で,これで「ttyS00」含まれている行以外に(Kernel2.2.xの場合),次の行が見つかれば,モデムが認識されている。カーネルが2.0.xの場合は,「cua0」以外の表示だ。
Aug 29 13:13:06 mistio kernel: ttyS03 at 0x02e8 (irq = 3) is a 16550A |
/dev/ttyS3が認識されている場合には,次に進み,setserialコマンドでシリアルポートの設定をしてみよう(上側がautoconfig,下側が決め打ち設定)。
# setserial /dev/ttyS3 irq 4 autoconfig # setserial /dev/ttyS3 port 0x03e8 irq 4 uart 16550A |
次に,/dev/ttyS3の状況を確認するために「-g」オプションで調べてみる。
# setserial -g /dev/ttyS3 /dev/ttyS3, UART: 16550A, Port: 0x03e8, IRQ: 3 |
上記のような応答表示があれば,無事に認識されている。もしも,次のような応答があれば,利用できないWindowsのみで利用できるモデム(Winmodem)の可能性がある。
/dev/ttyS3, UART: unknown, Port: 0x03e8, IRQ: 3 |
認識されていたら,/dev/modemへのシンボリックリンクを設定しておこう。
# ln -s /dev/ttyS3 /dev/modem # chmod 660 /dev/modem |
最後に,cuコマンドで認識確認をすれば完了だ。ここで「AT」と入力して,「OK」と応答されれば,モデムが正常に動作している。
# cu -l /dev/ttyS3 |
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