コンソール上のコマンドプロンプトは,特に設定されていない場合には次のような表示形式になっているだろう。
この表示形式は,次のようなプロンプト変数を指定することでユーザーが自由にカスタマイズすることが可能だ。bash(Red Hatなどの標準設定)の場合であれば,ユーザーのホームディレクトリに用意されているファイル「~/bashrc」を編集しよう。
# vi ~/bashrc # .bashrc # User specific aliases and functions # Source global definitions if [ -f /etc/bashrc ]; then . /etc/bashrc fi PS1="\[\033[1m\033[34m\h(\u:\w)\\$ \033[0m\]" ←このように追加をする |
この設定の場合では,左から「マシン名(ユーザー名:パス)$」として表示されるようになる。次のように表示される。
mistio(speed:~)$ cd /etc/ mistio(speed:/etc)$ |
さらに,次のようなプロンプト変数が用意されているので,自分好みの表示形式に変えてみるのもよいだろう。
■主なプロンプト変数
変数
|
内 容
|
\n
|
改行 |
\d
|
"曜日,月,日"の書式による日付 |
\h
|
ホスト名 |
\s
|
シェル名 |
\w
|
現在のカレントディレクトリ |
\t
|
「HH:MM:SS」形式の時間表示 |
\#
|
現在入力するコマンドの「コマンド番号」 |
\!
|
現在入力するコマンドの「ヒストリ番号」 |
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