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» 2001年04月11日 00時00分 UPDATE

Sawfishのテーマを変更したい

[木田佳克,ITmedia]

 ここでは,ウィンドウマネージャ「Sawfish」のテーマを変更する方法を紹介しよう。テーマとは,下の画像から分かるようにボタンの色,形やウィンドウ全体のデザインなどを変更可能な機能だ。

 テーマに使用されるファイルは,「/usr/share/sawfish/{version}/themes/」以下に収録されている。次の例は,Red Hat Linux 6.2でバージョン0.28.1であることが分かる。

# ls -l /usr/share/sawfish/0.28.1/themes/
absolute-e   gradient microGUI simple
brushed-metal gtk    mono   smaker

 この中の適当なテーマディレクトリを見ると(例では「mono」),Sawfishのテーマは,README(.lang,jaなど),theme.jl,画像ファイル(png形式)から構成されていることが分かる。テーマを自ら作成するためには,おもにtheme.jlファイルの中で画像をX Window上のどの位置に配置するかを定義する必要がある。

# ls -l /usr/share/sawfish/0.28.1/themes/mono/
README README.pl max-c.png menu.png restore-c.png
README.gl close-c.png max.png min-c.png restore.png
README.ja close.png menu-c.png min.png theme.jl

 ここでは,次のサイトからテーマをダウンロードして利用する方法を紹介する。

http://sawmill.themes.org/

 例として,BeOSのテーマをダウンロードしてSawfish上で認識させる手順だ。次のように指定して,ダウンロードしたファイルを解凍し,X Windowを起動させているユーザーのホームディレクトリ下に「.sawfish」を見つけよう。「themes」ディレクトリが見つからない場合は,最上段のように「mkdir ~xxxx/.sawfish/themes」と指定して作成する。

# mkdir ~xxxx/.sawfish/themes
# mv BeOS-0.28.tar.gz ~xxxx/.sawfish/themes/
# cd ~xxxx/.sawfish/themes/
# tar zfxv BeOS-0.28.tar.gz
BeOS/
BeOS/top-left.png
BeOS/left-bar.png
BeOS/right-bar.png
BeOS/bottom-bar.png
BeOS/bottom-left.png
BeOS/bottom-right.png
BeOS/top-right.png
BeOS/theme.jl
BeOS/top-bar.png
BeOS/mid-title-active.png
BeOS/mid-title-inactive.png
BeOS/close-active.png
BeOS/close-inactive.png
BeOS/maximize-inactive.png
BeOS/maximize-active.png
BeOS/README

 最後に,Sawfish上でコントロールセンタを選択しよう。「使用可能なテーマ」に表示されればOKだ。

画面
リスト上に表示されれば,自分でインストールをしたテーマに変更が可能な状態だ

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