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» 2001年05月23日 00時00分 UPDATE

Red Hat 7.xでは/etc/sysconfig/harddisksファイルでDMA設定をしよう

[木田佳克,ITmedia]

 Red Hat Linux 6.2までは,システムに関する設定ファイルが収録されている「/etc/sysconfig/」下は,次のような構成であった。しかしRed Hat Linux 7.xでは設定ファイル数が増えており,ハードディスクドライブの動作設定についても指定することが可能だ。

$ ls /etc/sysconfig/
apmd clock hwconf init mouse network-scripts static-routes
cbq console i18n keyboard network pcmcia

 ハードディスクのDMA設定などは,「ハードディスクのアクセスが遅いような気がする」Tipsで解説したが,Red Hat Linux 7.x以降では次のように設定すればよい。

 設定ファイル「/etc/sysconfig/harddisks」で定義することが可能だ。ファイル内の設定項目は次のようになっている。

■/etc/sysconfig/harddisks内の設定項目
記 号 設 定 内 容
USE_DMA=1 1に設定するとDMAが有効になる。ただし,チップセットと対応するハードディスクドライブでなければデータが破壊される可能性がある。事前にDMA対応であるかを調べておこう
Multiple_IO=16 16にするとI/O割り込みが複数のセクターが有効になる。ただし,この機能を使うとOSに30〜50%程度の負荷となる可能性がある
EIDE_32BIT=3 IDEの32ビットI/Oサポートを有効にする
LOOKAHEAD=1 先読みを可能にする設定である
EXTRA_PARAMS= ファイル内以外に,追加パラメータを参照先を指定することができる。通常は使用することがないだろう

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