テキストファイルのマッチング・比較ツール「grep」は,UNIXコマンドの中で最も使用頻度の高いツールの1つだろう。
設定ファイルなどは,エディタで読み込む前に,あらかじめ探している内容が含まれているか調べておくと便利だ。次のように「in」パラメータを付加させると検索できる。
# grep -in "root" httpd.conf 6:ServerRoot "/usr/local/apache" 38:ServerAdmin root@xxxxxx.jp 41:DocumentRoot "/usr/local/apache/htdocs" 136:DocumentRoot /usr/local/apache/htdocs |
検索結果の行頭に表示された数値は,ファイル内の該当行である。また「in」の代わりに「iw」パラメータを付加させると,「in」ではたとえば「"who"」という文字列を検索した場合「whois」も該当表示されていたものが,厳密に「who」の文字列だけが表示される。
また,viエディタで読み込んだ後は,次のように指定すれば該当する行へジャンプすることが可能だ。
# vi httpd.conf
と入力してファイルを読み込んでから
「Esc」で念のためコマンドモードに移行していることを確認し,
「:」で入力モードに移り,
「:」「1」「3」「6」
と順番に入力しよう。次のような入力表示イメージだ。
Order allow,deny Allow from all </Directory> <IfModule mod_userdir.c> UserDir public_html </IfModule> ::136 |
これで136行目にカーソルが移動する。
また,viエディタ上で直接文字列を検索することも可能だ。入力モードで次のように指定すればよい(次の例は,「root」の文字列を検索)。
「:/root」
また,
「:n」
で,次に該当する文字列を検索
「:?」
で,前に該当する文字列を検索を行う。
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