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» 2001年10月10日 00時00分 UPDATE

Postfix(メールサーバ)でスパム拒否設定がしたい

[木田佳克,ITmedia]

 スパムメールにはある程度の規則性や特定のドメインから送られてくる傾向がある。ここでは,Postfixを利用している場合のスパム退散方法の1つを紹介しよう。単純にSMTP接続をIPアドレス指定(ドメイン指定も可)で拒否する指定だが,この方法がいちばん確実に除外できる方法だ。

 設定する際の注意点としては,例えば,海外からだとはいえプロバイダ自体のドメインを指定するのは十分に考えてからにしてほしい。同じプロバイダに属する人からのメールがすべて拒否されるからだ。

/usr/local/etc/postfix/main.cfあるいは,
# vi /etc/postfix/main.cf

......... 中略 .........

smtpd_client_restrictions =
permit_mynetworks
check_client_access hash:/usr/local/etc/postfix/reject_list

......... 中略 .........

# vi /etc/postfix/reject_list
192.168.100.1 REJECT
172.16.1 REJECT

# /sbin/postmap /etc/postfix/reject_list

 ここでの設定は,192.168.100.1 および 172.16.1.0/24ブロックからのSMTP接続を却下する設定だ。続いて,postmapコマンドでPostfixが参照するバイナリdbファイルに変換する。最後にPostfixを再起動させたら設定が反映されているはずだ。

# /usr/postfix/bin/postfix reload

※ 各Postfixに関するコマンドや設定ファイルのディレクトリ先は一例である。各ディストリビューションやソースコンパイル時の指定によって異なることに注意してほしい。

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