HTMLTipsの「指定時間で次のページへ自動ジャンプ」で紹介しているように,HTMLファイルの中でもmetaタグ指定で任意のページに飛ばすことが可能だ。しかし,この方法では明らかに転送元ページが表示されるため,場合によっては不利な点がある。また,永続的に転送させたい場合には,次のようなサーバ側で設定する方法が安心できるだろう。
ここで紹介するのは,Apacheの設定でURL転送(リダイレクト)を行う方法だ。
# vi /etc/httpd/conf/httpd.conf (RPMの場合) # vi /usr/local/apache/conf/httpd.conf (ソースからの場合) |
例1■メインドメイン指定を丸ごと転送させる
DocumentRoot "/var/www/html" <Directory /> Redirect / http://www.example.com/ </Directory> ※メインのホストアドレスにアクセスすると,www.example.comに転送される。ただし,このような用途はDNSでhttpサーバを指定すればよいため実用的ではないだろう。 |
例2■バーチャルホストの場合
......中略........ <VirtualHost 192.168.0.200> ServerName www.example.jp Redirect / http://www.example.com/ </VirtualHost> ......中略........ ※www.example.jpにアクセスすると,www.example.comに転送される。 |
例3■特定のページを転送させる
上記の例を応用し,Redirect行を次のように指定すればさらに細やかなカスタマイズができる。
Redirect /index3.html http://www.example.com/ index3.htmlのアクセスをwww.example.comへ転送する。 Redirect / /index4.html index.htmlのアクセスをindex4.htmlへ転送する。 ※このように,転送できるのは例1,例2に示したような別ドメインとは限らない。同一ドメイン内でも,引越ししたページを設定させておけば便利だろう。 |
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