定期的に同じ動作をスケジュールすることができるcronは,各ユーザーアカウントごとに設定して使用することができる。しかし,不慣れなユーザーがログインするサーバでは,膨大なエラーを吐くジョブが登録される可能性があり全ユーザーに使用権を解放するのは不安かもしれない。
次のように設定すると,cronを利用できるユーザーを限定させることが可能だ。
■各プラットフォームの設定ファイル名 | ||||||
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各ファイルの内容は,次のように記述する。ここでは,「hogehoge」と「atmark」アカウントでのみcronを許可させている例だ。まず最初に,許可指定ファイル(cron.allow)の記述例は次の通りである。
# cat /etc/cron.allow hogehoge atmark ※複数ユーザーを指定する場合には1ユーザーごとに改行する |
一方,拒否設定ファイル(cron.deny)には次のように「ALL」とだけ記述しておけばよい。
# cat /etc/cron.deny ALL |
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