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» 2002年09月25日 16時15分 UPDATE

GRUBのブータブルCDを作りたい

[木田佳克,ITmedia]

 最近のベアボーンやノートパソコンでは、フロッピーディスクドライブが搭載されていないことがある。このような際には、「GRUB(MBR)が破損してブートができない」Tipsで紹介した方法は使えない。

 ここでは、仮想フロッピーを作成してブータブルイメージファイルを作成する方法を解説しよう。ここではブートプロンプトの表示だけを目的としたが、応用すればmenu.lstをディスクからコピー(編集)してメニュー表示させることも可能だ。

# dd if=/dev/zero of=/tmp/cdboot bs=1k count=2880
読み込んだブロック数は 2880+0
書き込んだブロック数は 2880+0

# losetup /dev/loop1 /tmp/cdboot
# cd /boot/grub

# dd if=stage1 of=/tmp/cdboot bs=512 count=1
読み込んだブロック数は 1+0
書き込んだブロック数は 1+0
# dd if=stage2 of=/tmp/cdboot bs=512 seek=1
読み込んだブロック数は 255+1
書き込んだブロック数は 255+1

 作成された/tmp/cdbootファイルをCD-Rライティングソフトでブータブルイメージファイルと指定して書き込めばよい。サーバ上にCD-R/RWドライブが搭載されていなければ、Windows上にイメージファイルをコピーしてからメディアに書き込んでもよい。

画面
Windows上でライティングソフト「nero 5」を使い、ブータブルイメージファイルを指定したところ

 なお、ブータブルCDで起動した際、GRUBプロンプトからのカーネルブート方法は、「GRUB(MBR)が破損してブートができない」Tipsを参考にするとよいだろう。

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