テキストファイル内容を参照する手段には、幾つかのものが用意されている。ここでは手軽な方法を2つ紹介しよう。
通常、catコマンドでテキストファイルを指定すると、ファイル内の文字列が1行目から最後の行まで一挙に表示される。数十〜数百行もの設定ファイルなどでは、目的の行が通り過ぎてしまうだろう。そこで使いこなしたいのが次のような指定方法だ。
・lessコマンドによるもの
$ less hogehoge 〜中略〜 xxxxxxxxxx /home/xxxx/hogehoge |
最下段に該当ファイル名がフルパスで反転表示する。「Enter」キーで1行ごと、スペースキーで1画面ごとのスクロールが可能だ。終了するには「Q」キーを押せばよい。
また、「-N」オプションに続き数値を付加すると、その行数表示に指定可能となる。
$ less -N 30 hogehoge |
・cat+パイプ処理によるもの
$ cat hogehoge |more 〜中略〜 xxxxxxxxxx --続ける-- |
最下段に「--続ける--」の表示が現れる。「Enter」キーで1行ごと、スペースキーで1画面ごとのスクロールが可能だ。終了するには「Q」キーを押せばよい。
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