まず必然的な理由として、企業内などで多くの送信用SMTPサーバが存在する場合にはホスト名を隠さなければならない。そうでなければ、例えば複数のサーバに同じユーザー名のアカウントを持つ人が幾つものアドレスを持ってしまう。
例:
xxxxxx@pub.softbank.co.jp
xxxxxx@pub1.softbank.co.jp
そして、便宜上ホスト名(上記では「pub」および「pub1」)名は隠したいといった理由もあるだろう。
これらを解決するためには「xxxxxx@softbank.co.jp」などとメールヘッダに表示されればよい。Postfixでは、次のように追加設定しよう。
# vi /etc/postfix/main.cf masquerade_domains = $mydomain masquerade_exceptions = root |
上記の2行では、「masquerade_domains =」行でマスカレードをオンにする定義、そして2行目では「root」ユーザーのみマスカレードをオフにする指定だ。もちろん、編集後は「.../postfix reload」などと指定し、設定内容を反映させる必要がある。
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