rpmコマンドによるインストールでは、システム上にインストールされることになり、例えばrpm内の1つのファイルを取り出すようなことはできない。
例えば、標準設定のconfファイルを無くしてしまったなど、特定のファイルだけを取り出したいこともあるだろう。そのような際に便利なのが「rpm2cpio」コマンドだ。ただし、このコマンドでは「cpio」形式に変換されるため(cpio参考記事)、いちどでファイルを取り出したい場合にはパイプ処理で渡すなどの配慮が必要だ。
次のように指定することで取り出すことができる。次の例は、linuxconfのパッケージを例としてカレントディレクトリをルートとしてrpm内に含まれるファイルが展開されているものだ。
$ mkdir temp;cd temp $ rpm2cpio linuxconf-1.30r3-1.i386.rpm | cpio -id 23364 blocks $ ls bin etc sbin usr |
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