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» 2000年09月01日 00時00分 UPDATE

ダイヤルアップを切断しても一定間隔で勝手に接続されてしまう

[森川拓男,ITmedia]

 Windows98でインターネットに接続している場合,一定間隔ごとに回線が接続されてしまうという現象が起きることがある。いろいろな原因が考えられるが,要因の1つとして考えられるのはLAN接続で自動接続設定をしていて,Windows Updateで「Windows 重要な更新の通知」をインストールしている場合だ。

 「Windows 重要な更新の通知」では,一定間隔でWindows Updateのページをチェックし,重要な更新が無いかどうか知らせてくれる。この機能はコンピュータがインターネットに接続されている時のみ実行されるが,自動接続の設定にしていると勝手にダイヤルアップされてしまう。「フレッツ・ISDN」などの常時接続が可能な環境であればよいが,時間で課金される通常のアクセスでは深刻な問題だろう。さらにこれは,時間の間隔やタスクの停止は設定できるが,マシンの再立ち上げ時にデフォルトの設定に戻ってしまう。

 回避するためには,「アプリケーションの追加と削除」から「Microsoft Windows Critical Update Notification」を削除してしまおう。その代わり,定期的にWindows Updateページへアクセスし,重要な更新が無いかどうか,手動でチェックするのをくれぐれも忘れないようにしよう。

 このほかにも,勝手にダイヤルアップされてしまう原因としては,NetBIOS for TCP/IPが有効になっている場合だ。通常Windowsでは,同じWindows間でネットワーク共有を実現するために,一定時間ごとにネットワーク上に自分の存在を知らせる仕組みを持つ。

 しかし,セキュリティ問題などからインターネットを介したWindows上でのネットワークアイコンでの共有はするべきではない。通常は,ダイヤルアップルータなどでは,NetBIOSがインターネット上に流れないよう,標準でフィルタ設定していることがほとんどだ。ダイヤルアップユーザーは,この点を調べてみよう。

画面
「アプリケーションの追加と削除」から「Microsoft Windows Critical Update Notification」を削除する。これで,自動的にWindows Updateのページをチェックされるのを防ぐことができる

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