IEの「お気に入り」に多数のURLが登録されていると,スタートメニューで「お気に入り」を通り過ぎた時に,メニュー展開の待ち時間で動作が止まってしまうことがある。このストレスをなくすためには,スタートメニューの「お気に入り」を,メニュー上で非表示(削除)にしてしまえばよい。
まず最初に下の画面のようにレジストリエディタで,「HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer」キーを表示させよう。非表示にしたい項目のDWORD値を作成して(ここでは「お気に入り」とする),値を1にしてレジストリエディタを終了させて再起動すればよい。
なお,「お気に入り」以外にも「検索」などのメニューも非表示にできるが,スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を削除するのはやめたほうがよい。Internet Explorerのアドレスバーに,ローカルフォルダやURLを指定した場合,「アクセスは禁止されています」というエラー表示が出てしまうからだ。
スタートメニューに最初から登録されている中には,あまり利用しないものもある
レジストリエディタを起動し,HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows
\CurrentVersion\Policies\Explorerキーを表示する。下表を参考にして,非表示にしたい項目のDWORD値を作成しよう(すでにある場合にはその項目を利用すればよい)
表■スタートメニュー名とレジストリ項目
スタートメニューの項目名 | レジストリ値の名称 |
お気に入り(A) | NoFavoritesMenu |
最近使ったファイル(D) | NoRecentDocsMenu |
検索(F) | NoFind |
ファイル名を指定して実行(R) | NoRun |
ログオフ(L) | NoLogOff |
ここで「値のデータ(V)」を「1」にして「OK」をクリックする。複数の項目を消したい場合は,同じように「値のデータ(V)」を「1」にする。変更が終わったらレジストリエディタを終了させてWindowsを再起動する
再起動させると,変更した項目がスタートメニューから削除された(この場合は「お気に入り」)。再び表示させるようにするには,変更した「値のデータ(V)」を「0(ゼロ)」にすればよい
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