エクスプローラでドライブ(ハードディスク)のルート(最上階層)を表示させた場合,「File0000.chk」「File0001.chk」というファイルが存在することがある。
このファイルは,スキャンディスクでディスクのチェックを行った際,エラーが発見されてファイルとして変換されたものだ。ファイルの整合性に狂いが見当たられば,以後エラーのあるファイルが元に被害が広がらないよう破損個所をファイル化しておくわけだ。
このため,エラーが起きていた個所にはテキスト文書ばかりでなく,バイナリファイルも存在することもある。ファイルの中身を覗いても,意味不明の文字としてしか認識でない場合が多いのだ。このような理由から,ほとんどの場合は削除してしまうしかない。もしも「File000x.chk」というファイルが作られないようにしたい場合には,次のように設定しよう。
まず最初にスキャンディスクのウィンドウ上で「詳細(A)」ボタンから詳細オプションを表示させる。次に,「破損ファイルの断片」のチェックを見つけて,「ファイルに変換(V)」から「解放(F)」に変更する。これで,エラーが見つかった個所はファイルに変換されず,そのまま破棄されるのだ。

スキャンディスクを実行する前に,「詳細(A)」ボタンをクリックして詳細オプションを開くことで,いろいろ設定可能だ

「破損ファイルの断片」のチェックを「ファイルに変換(V)」から「解放(F)」に変更することで,エラーが見つかった個所はファイルに変換されずに解放されるようになる
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