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» 2001年03月09日 00時00分 UPDATE

複数で共有しているパソコンでほかの人にメールが読まれるのはイヤだ

[森川拓男,ITmedia]

 1台のパソコンを2人以上で共有している場合を考えてほしい。ログオンが別であっても同じOutlook Expressで標準設定のまま利用していると,すべてのメールが同じ受信フォルダに入ってしまう。

 この症状をTipsタイトルの通りに変えたい場合には,Outlook Expressに用意されているマルチアカウント機能を利用しよう。これは,設定内容やメールのメッセージデータをアカウントごとに切り替える機能だ。それぞれのアカウントで,専用のOutlook Expressを使っているように切り替えることが可能である。もちろん,個別のパスワードを設定できるため,第三者にメールを読まれる心配もない。

 ただし,Outlook Expressを終了させる時には「ファイル(F)」→「終了してログオフする(L)」を選択しておくことを忘れずに。次に起動した際に,ほかの人が自分のアカウントで起動できてしまうからだ。

画面
「ファイル(F)」→「ユーザー(D)」→「ユーザーの追加(A)」で追加するアカウント(ユーザー)を作成しよう

画面
「ユーザーの作成」の「名前を入力してください(N)」に名前(ニックネームなど判別が付けられるもの)を,パスワードを設定する場合は「パスワードを要求する(R)」にチェックを付ける。次にパスワードウィンドウがポップアップするので,入力をして「OK」をクリックすればよい

画面
アカウント名でログインしますか? と問われるので,対象となるユーザーでログインする場合は「はい(Y)」,さらに追加をしたい場合には「いいえ(N)」をクリックする

画面
Outlook Expressを終了させて,新規に作成したユーザーでログオンしてみよう。最初の起動時にメールアカウントやアドレス帳などを存在するものからコピーするか訪ねられる。ここで必要であればコピーをしよう。終了すると,写真のように右上にユーザー名が表示される

画面
次回からの起動時には「ユーザーログイン」の画面が表示されて,ユーザーごとにログインできるようになる。ただし,終了時に「ログオフ」していない場合には,最後にログインしたユーザーアカウントで起動してしまう。注意が必要である

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