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» 2001年10月31日 00時00分 UPDATE

WindowsXPインストール時の注意点

[今藤弘一,ITmedia]

 発売されてからもう1年半が経とうとしているWindowsXPだが,これから導入するというケースもまだ多いに違いない。WindowsXPをインストールするときの注意点を簡単にまとめておこう。

1,可能ならばクリーンインストールしよう
 Windows98/2000を利用しているなら,WindowsXP Professionalへのアップグレードインストールが可能だ。ただし,アップグレードインストールだと,利用しているOSが不安定になっている場合,そのままの環境を引き継いでしまう可能性もある。メールやマイドキュメント内のファイルなど,重要なファイルをバックアップし,できればクリーンインストールで望みたい。なお,Windows98からWindowsXP Home Editionへのアップグレードは可能だが,Windows2000からWindowsXP Home Editionへのアップグレードはできないので注意しよう。

2,ユーザー名はローマ字で登録しよう
 インストール後にWindowsXPが起動すると,「このコンピュータを使うユーザーを指定してください」という画面が表示される。ここでは「Suzuki Taro」か「suzuki」のように,英数字で登録したほうがよい。なぜならば,「ユーザー」のところに入力した名称で,ユーザーディレクトリが作成されるので,もし「鈴木太郎」のように漢字で登録すると,マイドキュメントフォルダが「C:\Documents and Settings\鈴木太郎\My Documents」のようになってしまうのだ。ユーザーごとの一時ファイルもユーザーディレクトリの下に作られるので,アプリケーションによっては2バイト文字が扱えず,不具合を起こす可能性もある。

3,プロダクトアクティベーションの期限は30日
 すでにご存じの通り,OfficeXPから導入された「プロダクトアクティベーション」という機能がWindowsXPにも存在する。OSをインストールしたあと,パッケージに付属するプロダクトキーをマイクロソフトに送信して認証を受けることで,OSが完全に利用可能になるというものだ。WindowsXPをインストールしたあとの認証期限は30日となっている。

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ここでは,画面のように漢字ではなく,ユーザー名は英数字で登録しよう

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漢字で登録してしまうと,ユーザーディレクトリが漢字で作成されることになり,アプリケーションによっては不具合が起きる可能性もある

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