スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」からレジストリエディタを開くと,「マイコンピュータ」というアイコンの下に,「HKEY_CLASSES_ROOT」,「HKEY_LOCAL_MACHINE」といったフォルダが並んで,ツリーが作られている。このツリーはそれぞれ以下の意味を持っている。レジストリエディタの表示順に解説していこう。
・HKEY_CLASSES_ROOT
ここには利用しているファイルタイプの情報や,OLEを利用しているアプリケーションの情報が含まれている。「.bmp」や「.jpg」といった拡張子のフォルダを開くと,MIMEタイプや関連付けられているアプリケーションの情報が分かる
・HKEY_CURRENT_USER
現在ログオンしているユーザーの構成情報が含まれている。ただしHKEY_CURRENT_USERは,後述する「HKEY_USERS」の情報を反映させたものだ
・HKEY_LOCAL_MACHINE
マシンにインストールされているハードウェアやソフトウェアの情報が含まれている。ただし,複数のハードウェア設定を指定できるため,現在のハードウェア設定は,のちほど述べる「HKEY_CURRENT_CONFIG」の中で指定されている
・HKEY_USERS
ここには各ユーザーが指定した,配色やコントロールパネルなどのユーザープロファイルがある。この中には「.DEFAULT」というフォルダがあり,Windows95/98/Meの場合は現在ログオンしているユーザーの情報となるが,Windows2000/XPでは,ユーザーが新しく加えられるときに利用されるテンプレートとなっている
・HKEY_CURRENT_CONFIG
HKEY_LOCAL_MACHINEで設定されたキーのうち,現在利用しているハードウェア構成に適した情報が含まれている
・HKEY_DYN_DATA(Windows95/98/Meのみ)
HKEY_LOCAL_MACHINEに設定されている,WindowsのPlug&Play情報が含まれている
レジストリキーにはマシンの重要な情報が記されている。レジストリを操作するときには必ずバックアップを取っておこう
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