NVIDIAのグラフィックチップを搭載したGeForceシリーズは定番のグラフィックカードなので,利用している人も多いだろう。この場合,WindowsXPにインストールされているドライバや,最新のDetonatorをインストールして使っているはずだ。
ところで,グラフィックカードのパフォーマンスを少しでもあげたいパワーユーザーは,PowerStripなどのシェアウェアを利用していることと思う。しかし,以下のようにレジストリを操作することで,デフォルトのドライバでもグラフィックチップのコアクロックと,メモリクロックを調整できるようになる。なお,オーバークロックはハードウェアやOSを壊してしまう可能性もあるので,あくまでも自己責任で行ってほしい。

デスクトップ上で右クリックして「プロパティ」を選び,画面のプロパティを表示する。「設定」タブにある「詳細設定」ボタンをクリックする

グラフィックカード名のタブ(写真では「GeForce2 Ultra」)を選び,「詳細プロパティ」ボタンを押す

設定項目のタブが表示されているが,オーバークロック設定はどこにもない。では,レジストリを変更しよう

スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を選び,「regedit」と入力してレジストリエディタを起動する。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NVIDIA Corporation\Global\NvTweak
のキーを参照して,右クリックしたら「新規」−「DWORD値」を選ぶ

レジストリの名前を「CoolBits」として,「16進」で「値のデータ」に「3」と入力する。変更したらレジストリエディタを終了してマシンを再起動する

先ほどのように画面のプロパティから「詳細プロパティ」へとたどっていくと,「クロック周波数」というタブが増えている。なお,クロックの設定を変更したあとは,「新しい設定をテストする」で動作するかテストしておこう。Windowsが起動しなくなった場合は,Ctrlキーを押しながらWindowsを起動すれば,初期設定値に戻る
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