Windows2000/XPでは「Service Pack」という、バグフィックスパッチが提供されている。Service Packのインストール時に「ファイルをアーカイブする」という項目が選択できるので、以前の環境を保存しておきたい場合に利用しているだろう。ただし、Service Pack導入後、ほぼ環境が安定してきたと感じているときには、バックアップファイルで無駄なハードディスクスペースを消費したくないという人もいるはずだ。このときには、以下の方法でバックアップファイルを削除すればよい。
Service Pack導入時に「ファイルをアーカイブする」という項目が選択できる。この画面にもあるように、バックアップファイルは「%Systemroot%\$NtServicePackUninstall$」というフォルダに存在する
まずはマイコンピュータなどのエクスプローラ画面から「ツール」−「フォルダオプション」を選択し、「表示」タブにある、
・「システムフォルダの内容を表示する」
・「ファイルとフォルダの表示」−「すべてのファイルとフォルダを表示する」
にチェックを入れる
そのあと、マイコンピュータから「%Systemroot%\$NtServicePackUninstall$」を参照し、これをまず削除する。「%Systemroot%」はWindowsのデフォルトでは「C:\Windows」だ。%Systemroot%については「%Systemroot%とは何か?」Tipsを参照してほしい
「%Systemroot%\$NtServicePackUninstall$」が削除できたら、スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」で「regedit」と入力して、レジストリエディタを起動する。起動したら以下のキーを参照し、これを削除する
・WindowsXPの場合
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\
CurrentVersion\Uninstall\WindowsXP Service Pack
・Windows2000の場合
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\
CurrentVersion\Uninstall\Windows 2000 Service Pack x
(xはService Packの番号)
削除後はマシンを再起動しておこう。
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