「Windows98で大容量ハードディスクを使いたい」Tipsでは、Windows98に存在する64Gバイトの壁について述べたが、Windows2000/XPにも137Gバイトの壁が存在する。これらはおもにハードディスクの仕様による制限だ。
当初のATA仕様では28ビットのLBA(Logical Block Address:論理ブロック アドレス)が採用されており、137.4Gバイト以上の容量を利用できなかった。そこで「ATA/ATAPI-6」という規格により、LBAを指定するためのビット数を48ビットへと変更することで、137Gバイト以上のハードディスクが利用できるようになったわけだ。
なお、137Gバイト以上のハードディスクを利用するためには、Windows2000ならService Pack3、WindowsXPでもService Pack1を当て、以下のようにレジストリを操作する必要がある。これ以前のバージョンでは、ATAPI.SYSが48ビットのLBAサポートしていない。また、マザーボードのBIOSにも依存するので、最新のBIOSへアップデートしておいたほうがよいだろう。
スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を入力し、「regedt32.exe」と入力する。レジストリエディタが起動したら以下のキーを参照するCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.