プロバイダや会社のメールサーバからメールを読むときには、「POP」という方式で受信しているのはご存じの通りだ。「APOP」(Authenticated Post Office Protocol)は、POPアクセス時にサーバへ送信するパスワードを、暗号化して認証してくれる方式のことだ。メール本文を暗号化してくれるわけではないが、平文でパスワードをやりとりするよりも、セキュリティを維持する上では好ましいと言えよう。対応しているプロバイダも多いので、是非とも利用したいところだ。しかし、Windows版のOutlook ExpressではAPOPが利用できない(Macintosh版では可能)ので、APOPに対応するメールソフトを使っている人も多いだろう。
ただし、Outlook ExpressでもAPOPに対応する方法はある。ローカルマシン上でゲートウェイとなるサーバを立て、そのサーバ経由で受信すればよい。「APOPPER」は、この仕組みを簡単に構築できるシェアウエアだ。これを利用すれば、Outlook ExpressでもAPOP対応メールサーバから受信できるようになるので、試してみてはいかがだろうか。
まずはVectorのWebサイトからAPOPPERをダウンロードしよう。ダウンロードが終了したら、任意のフォルダに解凍する。そのあと、「apopper.exe」をダブルクリックするCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.