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» 2008年04月25日 00時00分 UPDATE

新バージョンが登場し、友達探しが簡単に:ソーシャルアドレス帳「Ripplex」がSkype、Twitterと連携開始

[垣内郁栄,@IT]

 リプレックスは4月25日、ソーシャルアドレス帳アプリケーション「Ripplex アドレス帳」の最新版、バージョン1.1を公開した。新たにSkype、TwitterのIDを読み込むことができるようにして、ユーザーを簡単に探せるようにしたのが特徴。SkypeとTwitterのユーザーが相互に招待しあうことで、それぞれの利用者が増えることを狙っている。

 Ripplexはあるユーザーの1つの連絡先だけを知っていれば、そのほかの連絡先も知ることができるデスクトップアプリケーション。ユーザーAがユーザーBの情報をRipplexに登録すると、ユーザーBがすでにRipplexを利用している場合、自動でAとBの情報がリンクされ、Aのアドレス帳に不足している情報が補われる。登録できる情報は電子メールのほか電話番号や各種メッセンジャーツールのID、Skype、TwitterのIDなど。

 ユーザーBの情報は全面的に開示されるわけではなく、許可する情報だけがユーザーAに開示される仕組みになっている。リプレックス代表取締役 CEOの直野典彦氏は「自分の情報を公開せずに、すでに知っている人からだけ探してもらえる」と説明する。Ripplexのこれまでの登録ユーザーは1万人に満たないという。詳しい仕組みは「純国産のソーシャルアドレス帳「Ripplex」のすごいところ」を参照。

ripplex01.jpg Ripplex最新版

 最新版の1.1ではインストール時にSkypeやTwitterのIDを入力すると、そのユーザーのコンタクトリストを読み込めるようにした。このコンタクトリストに掲載されているユーザーはSkype、もしくはTwitterのユーザーで、まだRipplexは使っていないことが大半。コンタクトリストのユーザーがRipplexを使い始めるとRipplexが自動で発見し、お互いの連絡先を知ることができる。また招待機能を使えば、ユーザーAは、Skype、Twitterユーザーに自分の別の連絡先を知らせることができる。また、ユーザーAは、これまでSkypeやTwitterでしかつながっていなかったユーザーのほかの連絡先を知ることができる。

Skype、Twitterを使う気にさせる

 ユーザーAがSkypeやTwitterを使っていなくても、ほかのユーザーBが使っていればそのユーザーのリストにはSkypeやTwitterのアイコンが表示される。そのことによってユーザーAがSkypeやTwitterを使う気になることをリプレックスは狙っている。直野氏は「RipplexはSkypeやTwitterの利用を開始するための訴求力が強い」と見る。RipplexはTwitterの投稿、Skypeのムードメッセージのクライアントとしても機能し、メッセージを投稿することができる。直野氏は「ユーザーにとっても、それぞれの事業者にとってもハッピーなる」と話す。

ripplex02.jpg Skype、Twitterの投稿ができる
ripplex03.jpg Ripplex上から直接Skypeを使うことが可能

 Twitter日本語版を推進するDGインキュベーションの投資・事業開発本部 マネージャーの枝洋樹氏は「TwitterとRipplexのユーザーは共通している」と話し、コミュニケーションツールとしてのRipplexに期待する。また、Skype 日本オフィス ジェネラル・マネジャー 岩田真一氏は、「SkypeのAPIを使ったよいサービスで、Skypeの認定ソフトウェアとして期待している」と話した。

 当初は、ユーザー数が多いSkypeユーザーがRipplexを介してTwitterを知り、利用を開始するという使い方が想定される。そのためSkypeにとってRipplexと組むことのメリットは薄いとも考えられる。しかし、岩田氏はRipplexから直接SkypeOutが使えることや、「いまある交友関係を豊かにしてもらえる」ことを挙げ、「今後に期待している」と述べた。

ripplex04.jpg リプレックス代表取締役 CEOの直野典彦氏

 Ripplexは、ユーザーAとユーザーBが互いの情報のたすきがけしたハッシュ値をやりとりして、ユーザー同士が見つけられるようにしている。この技術をリプレックスは「PMM検索」(プロファイル・マトリックス・マッチング検索)と呼んでいる。Ripplex側には暗号化された情報しか登録されず、復号することはできない。

 バージョン1.0ではユーザーの名前や電話番号、メールアドレス、各SNSのIDなどのハッシュ値を検索対象としていたが、1.1ではなりすましを防止するために、あらかじめ認証されたRipplexの登録メールアドレスとSkype、TwitterのIDから生成したハッシュ値のみがPMM検索の対象になるよう仕様を変更した。結果的にRipplexにおけるSkypeとTwitterユーザーの比率が高まることが予測されるが、直野氏は「今後はSkypeとTwitterでつながっている人の中で局所的にわっと広がるだろう」と話した。

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