MS、企業向けオンラインサービスのトライアルを19カ国で開始Exchange、SharePointなどを提供

» 2009年03月03日 00時00分 公開
[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 米マイクロソフトは3月2日、企業向けオンラインサービス「Microsoft Online Services」の一部である「Business Productivity Online Suite(BPOS)」のトライアルを、全世界19カ国で開始したと発表した(参考記事:MS、企業向けクラウドサービスの国内提供発表へ)。

 BPOSはグループウェア関連のサービスをスイート化したもの。電子メールや会議室予約の機能を持つ「Exchange Online」、ファイル共有やポータルを有する「SharePoint Online」、インスタントメッセージングや在席確認ができる「Office Communications Online」(今年4月にリリース予定)、Web会議やアプリケーション共有の「Office Live Meeting」で構成される。それぞれの構成要素を部分的に購入することも可能。

 Exchange OnlineとSharePoint Onlineは日本、オーストリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、英国、米国で試験的に利用できる。

 また同社はBPOSの一環として、使用頻度が低いユーザーを対象とした、月額使用料の安い電子メール、カレンダー、コラボレーションサービス「Deskless Worker Suite」を4月にリリースすると発表した。同サービスは「Exchange Online Deskless Worker」と「SharePoint Online Deskless Worker」を含み、同じく19カ国で展開する。

 マイクロソフトは同日、従業員10万人を擁する英GlaxoSmithKlineがBPOSの採用を決定したことを発表した。

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