インテリジェントワークスは4月28日、資産管理ツール「CWS2-SAM ファインダー」を発表した。価格はサーバ版が1ライセンス当たり49万円から、エージェントがMac版が同8900円から、Windows版が同4500円から。
CWS2-SAM ファインダーは、クライアントPCのIT資産情報を収集できる資産管理ツール。ハードウェア情報やアプリケーション名、バージョン情報などを自動取得し、データベースに保管・検索できる。また、同社が提携しているモリサワとAdobe製品に関してはシリアル番号も取得可能で、ライセンス違反などを防ぐ。
システムは、データベースやWeb管理機能を持つ「CWS2サーバ」、分散モジュールを担う「ミドルレイヤサーバ」、クライアントを管理する「CWS2エージェント」で構成。それぞれ、WindowsとMacintoshに対応する。
インテリジェントワークスでは、旧バージョンのCWS 1.3で弱かったリアルタイム負荷や大規模負荷の部分を改善。クライアントPCが1000台以上ある大企業でも対応できるように負荷分散機能を強化した。今後は、2009年7月にログを取得する「ログ取得モジュール」、8月にデバイスを制御可能な「デバイス制御モジュール」をリリース予定。デバイス制御モジュールでは、USBメモリなどの管理も可能だとした。
インテリジェントワークス 代表取締役 神山邦彦氏は、「2006年5月に、ソフトウェア資産管理プロセスについて定めた標準『ISO/IEC 19770-1』が策定され、ソフトウェア資産管理は内部統制の観点からも必須になっている。実際、2006年以降の3年間でソフトウェア資産管理は加速している。CWS2-SAM ファインダーは、Windows/Mac混在環境で利用できるほか、モリサワのフォントも管理できる数少ない資産管理ソフトだ」とコメントした。
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