IDE(あいでぃーいー)情報マネジメント用語辞典

integrated development environment / 統合開発環境 / アイディイー

» 2011年09月09日 00時00分 公開
[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 ソフトウェア開発に用いられるツール類の機能を1つにまとめ、一連の作業を統一されたユーザーインターフェイスから行えるようにしたアプリケーションソフトウェアのこと。一般に、ソースコードエディタやビルダ、デバッガ、GUIビルダなどから成る。

 IDEの中核はエディタとデバッガの連携機能である。これによってソースコード作成→ビルド→テスト→デバッグ(プログラム修正)の流れをひと続きの作業として行える。製品によっては、コーディング中に構文エラーなどを自動的に検出・指摘する機能や特定のコーディング規約を強制適用する機能を持つものもあり、プログラマの作業効率化とソフトウェアの品質向上を支援する。

 近年のアプリケーションソフトウェア開発ではロジックだけでなく、HTMLやスクリプト、データベース、Webサービスなどを利用・連携することが求められる場合が多く、これらの作業を支援する機能を持つIDE製品もある。

参考文献

▼『プログラマが知るべき97のこと』 ケブリン・ヘニー=編/夏目大=訳/和田卓人=監修/オライリー・ジャパン/2010年12月(『97 Things Every Programmer Should Know: Collective Wisdom from the Experts』の邦訳)

▼『Delphi 6プログラミングバイブル』 マルコ・カントゥ=著/篠原慶=監修/光田秀=訳/インプレス/2002年4月(『Mastering Delphi 6』の邦訳)

▼『TURBO PASCAL プログラミング・マニュアル』 ボーランド・インターナショナル=編/マイクロソフトウェアアソシエイツ=訳/JICC出版局/1984年6月(『Turbo Pascal Reference Manual』の邦訳)


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