So-net、ASAHIネット、DTI、U-net SURFが複数のADSL回線で高いポイントを上げている。これはプロバイダ自体の品質が高いことを意味している。また、ダイヤルアップ時代から常に上位にいたIIJ4Uも8ページの「通信品質」部門で1位を獲得。ダイヤルアップを含めた総合でも4位に入った。ブロードバンド時代になっても高い信頼を得ているのだ。また、Highway、WAKWAK、hi-hoあたりは、以前から安価な料金でサービスを行っていた点が評価されたものだろう。14位JENS SpinNetは、ダイヤルアップ時代から安さと高品質が売り物。ADSLでもその評判は健在だ。全体としては、やはりSo-netの健闘が光ったといえよう。
CATV勢は、iTSCOMの15位が最高。通信速度の速さが評価されたのだろう。これまで同社は速度を「ネットワーク内14.3Mbps」と表現していたが、2001年11月にコースが改編され、現在は下り8Mbps/上り256Kbpsの「かっとびプラス」となっている。
J-COM@NetHome、ZAQ、THNが揃って40位以下は、ちょっと残念。2000円台のサービスも登場したADSLと比較すると割高感があり、また10ページの「ユーザーサポート」での満足度の低さも影響したものと思われる。やはり価格にユーザーは敏感だ。
複数のADSL回線で高いランキングを得ているSo-netとASAHIネットだが、19位So-net/フレッツ・ADSLと31位ASAHIネット/アッカ・ネットワークスに関しては、ポイントに大きく差が開いて下位に甘んじている。これは同じ速度のADSLでもアッカとイー・アクセスで料金が大きく違ったなど、料金面の影響もありそうだ。
話題のYahoo! BBは22位。スペックと実効速度のギャップ(9ページ)やユーザーサポートへの不満(10ページ)が総合満足度を引き下げたものと思われる。
もっとも、25位以上のプロバイダでは7割以上の人が満足しており、全体として満足度は高い。