キヤノンは6月1日、DVカメラ新製品として2.2メガピクセル機2モデル「IXY DV M3 KIT」「FV M20 KIT」を発表した。価格はオープンで実売価格(発売時期)は、IXY DV M3 KITが12万円前後(7月中旬)、FV M20 KITが11万円前後(6月中旬)となる見込み。
IXY DV M3 KITは昨年7月に発表したIXY DV M2 KITの後継機、FV M20 KITは今年3月に発表したFV M100 KITの上位モデルとなる。
両機種ともに1/3.4インチ総画素数220万画素CCDを搭載し、幅広い階調表現で動画/静止画ごとに最適処理を行う独自映像エンジン「DIGIC DV」で高画質化。RGB三原色のまま感知して出力するRGB原色フィルターを採用した。「一般的な補色フィルターに比べて、より鮮やかな色再現性を可能にする。人が潜在的に心地よいと感じる“記憶色”を再現できる」(同社)
高画素な2.2メガピクセルCCDを活用して、16:9の高解像度ワイドTVモードでは手ブレ補正OFF時150万画素分(1632×918ピクセル)、手ブレ補正ON時138万画素分(1568×882ピクセル)のエリアを使用して高精細なワイド映像を撮影できる。4:3の通常画面の場合は123万画素分(1280×960ピクセル)を使って記録。
また、静止画は200万画素での記録が可能で、最大1632×1224ピクセルの画像が撮影できる。静止画記録はSDメモリーカードを使用。メカニカルシャッター併用で奇数/偶数フィールドを同時取得し、ビデオ用CCDながら高品位な静止画撮影が行えるという。
縦型スタイリッシュなIXY DV M3 KITは、光学10倍ズームレンズを搭載。強い直射日光下でも絞り値を高めずに高解像感を維持できる「新NDシステム」を装備した。
またPCへの映像転送は、高速なUSB2.0ハイスピードモードに対応した。サイズは約53(幅)×107(高さ)×101(奥行き)ミリと、前モデル(IXY DV M2 KIT)に比べて高さを10ミリ小型化。重さは本体約470グラム、撮影時約530グラム。
また、従来機の4倍の明るさを持ち、1.5メートル離れた被写体の暗闇でのカラー撮影が可能なミニビデオライトをレンズ右下に装備。近接撮影(3〜30センチ)で被写体に影が生じない無影撮影が行えるリングライトアダプターを標準で同梱した。
横型コンパクト機のFV M20 KITは、非球面レンズを使った新開発の光学14倍ズームレンズを搭載。テレ端で最大700ミリ相当(35ミリ判換算)の高倍率撮影が行える。
マニュアル焦点操作が可能なフォーカスリングを備えたほか、IXY DV M3 KITと同様に強い直射日光下での解像度低下を防ぐ「新NDシステム」を搭載した。
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