Android版「LINE」の最新バージョン公開――新機能追加や認証プロセス強化
LINEが、Android版LINEアプリの最新版であるバージョン4.3.0を公開した。スタンプやグループトークなどで新機能を追加したほか、認証プロセスを強化した。
LINEは4月28日、Android版LINEアプリの最新版(バージョン4.3.0)を公開した。最新版にアップデートすると、8つの新機能が追加されるほか、アカウントの認証プロセスも強化される。同機能を搭載したiPhone版の最新バージョンは後日公開予定。
追加される機能の詳細は以下の通り。
「スタンププレビュー」機能
スタンプを送信する前に、送るスタンプを大きく表示させ、再度タップすると送信できる。送り間違いの防止ができるほか、スタンプをじっくり見たいときにオススメだとしている。なお、本機能は「その他」→「設定」→「スタンプ」からオン/オフの切り替えができる。
同じスタンプを手軽に送る機能
トーク上に送受信されたスタンプをタップすると、それが既にダウンロード済みの場合は、そのスタンプを含む一覧が表示される。
「知り合いかも」に追加された理由を表示する機能
相手が自分を「友だち」に追加した際、どういった方法で追加されたのかを表示する。
公式アカウントに限り18歳未満のユーザーでもID検索できる機能
現在、18歳未満のユーザーはID検索機能が利用できないが、店舗などの公式アカウント(LINE@含む)に限りID検索が可能となる。
グループの最大招待人数が200人に増加
グループトークに招待できる人数の上限が100人から200人になる。ただし、複数人でトークをする場合の上限は100人となる。
LINE連携アプリからの招待メッセージなどを一括受信オフにする機能
LINEゲームなど、LINEのアカウントと連携しているアプリに関する友だちからの招待メッセージなどを一括で受信しない設定ができるようになる。設定は、「その他」→「設定」→「通知設定」→「サービス別設定」→「連動していないアプリ」→「メッセージの受信」で行う。
また、LINE電話の不正利用対策として、LINEアカウントの本人確認プロセスを強化した。「端末のSIM情報の確認」「ネットワーク接続状況の確認」「不正使用検知アルゴリズムによる確認」をした上で、本人以外がLINE電話を利用して発信した可能性がある場合、以下のプロセスが発生する。
- 「LINE電話」画面上に認証に関するポップアップが表示される
- 「認証」をタップすると、LINEに登録している電話番号宛にSMSが届くので認証番号を確認する
- 「LINE電話」の画面に戻り、SMSに記載されていた認証番号を入力する
上記のプロセスで認証が成功すると、発信者番号を表示させて電話を掛けることができる。認証をキャンセルした場合や認証に失敗した場合、バージョン4.3.0にアップデートしていない場合は、LINE電話からの発信者番号は非通知表示となる。発信者番号を通知させたい場合は、LINE電話の「設定」→「非通知発信解除」をタップする。
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