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“安心”のY!mobileと“安定感”のUQ mobile?――「格安SIM」の実効速度を比較(au&Y!mobile回線7月編)通信速度定点観測(2/2 ページ)

格安SIMを選ぶうえで料金と並んで重要な「通信速度」。本企画では主要な格安SIMサービスの通信速度を月に1回、横並びで比較する。2017年7月のau回線を使ったサービスとY!mobileの測定結果を紹介しよう。

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夕方:Y!mobileがトップに! LTE NETやUQ mobileも十分な速度

 夕方の測定も27日に実施した。通常、夕方はランチタイムよりも通信速度が改善する傾向にある。ドコモ回線を使ったサービスでは、一部を除いて下り平均速度は改善した。au系サービスやY!mobileはどうなったか。

JR横浜駅西口での測定結果(夕方)
JR横浜駅西口での測定結果(夕方)

 au系サービスの下り平均速度トップはau純正のLTE NETで平均20.84Mbps、2位はUQ mobileで同じく12.32Mbpsなった。これらのサービスはよく見るとランチタイムよりも速度が低下しているが、これだけの速度が出ていれば実用上は気にならないだろう。

 あとのau系2サービスについては昼間から持ち直したものの、IIJmioは下り平均1.47Mbps、mineoは同じく0.43Mbpsなので「速い」というほどでもない。au系サービスの上り平均速度は各サービスともに2〜3Mbps台で大差なかった。

 この時間帯のトップは上下ともにY!mobile。下り平均23.58Mbps、上り平均4.8Mbpsと良好な結果を残した。

JR横浜駅西口での測定結果(夕方)
計測開始時刻 下り平均(Mbps) 上り平均(Mbps)
mineo(Aプラン) 18:00 0.43 2.84
UQ mobile 18:00 12.32 3.43
IIJmio(タイプA) 18:00 1.47 2.08
au(LTE NET) 18:00 20.84 3.34
Y!mobile 18:05 23.58 4.8

まとめ:変わらず速いUQ mobileとY!mobile 時間帯を気にせず使える

 相変わらず、UQ mobileはau純正のLTE NETとほとんど変わらないか、より速い通信速度を維持している。MVNOとは思えない快適な速度だ。

 一方、mineo(Aプラン)とIIJmio(タイプA)は午前中から速度が遅く、「高速」とはいい難い状況だ。もっとも、ドコモ回線を使ったMVNOサービスでは時間帯を問わず下り平均1Mbps未満というサービスもある。そのことを考えると悪くないともいえるが、使う側としては速度の向上を期待したいところ。

 Y!mobileはau系ほど速度が大きく上がることも下がることも無く、常時下り平均10Mbps以上を期待できるので、ユーザーとしては安心できそう。

 ドコモ編と同じく、上りの通信速度はau系、Y!mobileもほとんど「低速安定」だった。ただし、ドコモ系サービスと比べると速度は高めだ。

 7月のau系サービスとY!mobileの傾向を簡単にまとめると以下のようになる。

  • mineo……午前中のみ期待
  • UQ mobile……どの時間帯もOK!
  • IIJmio……午前中と夕方に期待
  • au(LTE NET)……どの時間帯もOK!
  • Y!mobile……どの時間帯もOK!

 今回の測定結果はあくまで参考データの1つとして役立てていただき、他のさまざまな情報も踏まえて、より良いMVNOを選んでほしい。

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