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「iOS 11.1」配信開始 大量の新絵文字、3D Touch問題の修正、「KRACK」対処を含む20件のセキュリティ修正など
Appleが「iOS 11.1」の配信を開始した。吸血鬼や新しい顔文字など70以上の絵文字が追加された。3D TouchでAppスイッチャーにアクセスする機能が復活し、セキュリティ修正は20件。
米Appleは11月1日(日本時間)、「iOS 11.1」の配信を開始した。アップデートはWi-Fi経由でiOSデバイスから、またはiTunes経由で行える。
予告通り、米国の手話の「I Love You」や吸血鬼、新しい顔文字など、70以上の絵文字が追加された。
また、クジラやイルカなどの一部の絵文字のデザインが変わり、以前より少しリアルになった。
この他の主な変更は以下の通り(Appleの告知より抜粋)
- 「3D Touch」対応ディスプレイで、画面の端を押してAppスイッチャーにアクセスする機能の回復
- 一部のサードパーティー製GPSアクセサリーで位置情報が不正確になる問題の修正
- 削除メールの通知がロック画面に再表示される問題の修正
- 写真がぼやけて見える問題を修正
- Live Photosエフェクトの再生が遅くなる問題に対応
セキュリティ関連では20件の脆弱性に対処した。提供を予告していた「KRACK」対処パッチも含まれる。KRACK(Key Reinstallation Attacks)は、Wi-Fiで使われている暗号化技術「WPA2」の脆弱性を突いた攻撃で、これを仕掛けられると暗号化された情報でも読み取られる可能性がある。
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