Googleの純正物差しアプリがARCore対応の全Android端末で利用可能に
Googleの拡張現実ツール「ARCore」採用の純正メジャーアプリ「Measure」がGoogle Playストアで公開された。ARCoreをサポートするすべてのAndroid端末で利用できる。カメラに映した物体の幅と高さを測れる。
米Googleは6月21日、AR(拡張現実)物差しアプリ「Measure」をバージョン2.0にアップデートし、Google Playストアで公開した。拡張現実ツール「ARCore」インストール済みのすべてのAndroid端末で利用できるようになった。
Measureは2016年にProject Tangoのアプリとして公開された。当時は特別なカメラを搭載する端末でのみ利用可能だったが、今回のアップデートでARCoreを採用するアプリに生まれ変わった。
使い方は米Appleが「WWDC 2018」で披露したARKit採用純正メジャーアプリ(iOS 12で利用できるようになる見込み)とほぼ同じだ。起動してカメラを測定したい物体に向け、画面に白い網点が表示されたら網点内にある物体の幅と高さを測定できる。
実際に使ってみたところ、コントラストがはっきりした画面でないと網点が表示されにくかった。幅を図るには青の、高さは黄色のアイコンを画面にドラッグし、起点と終点を決める。計測結果は画像として保存できるが、幅と高さを1つの画像に保存することはできなかった。
撮影したテーブルを物理的なメジャーで測ったところ、ほぼ合っていた。高さは1cm違ったが、これは起点が少しずれたため。
設定画面では、単位をインチ/センチで切り替えられる他、保存した画像を開ける。表記は英語だが、日本でも利用できる。
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