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Spansion、8Gビットフラッシュに向けたロードマップを発表

» 2004年11月09日 13時00分 公開
[ITmedia]

 米AMDと富士通の合弁会社でフラッシュメモリ事業を柱とするSpansionは11月8日、MirrorBitテクノロジーを拡張し、65ナノメートルのリソグラフィー技術を使って8Gビットに達成するためのロードマップを発表した。期間は3年。

 同社はまた、NORコード実行とNANDデータストレージの両方の機能を合わせた新しいフラッシュメモリアーキテクチャである「ORNAND」を開発する計画も発表している。

 Spansionの社長兼CEOであるバートランド・カンブー博士は「MirrorBit技術こそがSpansionの要だ」と断言し、「ORNANDアーキテクチャでNOR vs. NANDという議論を乗り越えることができる」と述べている。

 Spansionは業界初の90ナノメートル、1GビットNORデバイスを2005年初めにサンプル出荷する予定で、2007年までには8Gビットまで拡張するという。MirrorBitアーキテクチャを搭載した製品はその後、各種容量で登場することになっているという。

 最初のORNAND製品は2005年に出荷予定で、現行のNAND製品の4倍高速になるという。MirrorBit NOR技術によって高い信頼性、高速な読み取り速度、低価格が可能になると同社では説明している。2007年までに8GビットまでのフルラインナップでORNAND製品を提供予定だという。

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