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IEにスプーフィング誘発の脆弱性

» 2005年09月29日 08時07分 公開
[ITmedia]

 MicrosoftのInternet Explorer(IE)に関してまた新たな脆弱性が報告された。この問題を突かれると、スプーフィングなどの攻撃が可能になるという。

 今回の脆弱性はセキュリティ研究者のアミット・クライン氏が発見し、ネットで論文を公開した。それによると、JavaScriptオブジェクトの「XmlHttpRequest」に関してIEでの実装に問題があり、ユーザーが提供する一部の重要なフィールドがIEで認証されないという。

 これが原因で、リファラー詐称やHTTPリクエストスマッグリング、Webキャッシュポイズニングなどの攻撃を誘発したり、コンテンツにアクセスされる恐れがあるとしている。

 セキュリティ企業のSecuniaによれば、完全にパッチが当てられたIE 6.0とWindows XP SP2でこの問題が確認された。深刻度は「中程度」と評価。回避策としてセキュリティレベルを「高」に設定するよう推奨している。

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