1枚に100コマ 画像が“動く”ホログラム
大日本印刷(DNP)とソニーPCLはこのほど、1枚に100コマ以上の画像を記録できる新型ホログラムの受注を始めたと発表した。角度を変えると見える画像が変わり、アニメのように画像を“動かす”こともできる。正規品認証シールなどセキュリティー用途での利用を見込んでいるほか、新たな映像作品への活用も視野に入れる。
100コマ以上の画像をホログラム1枚に記録できる「線順次記録技術」を独自開発した。動きのある連続画像を記録すれば、角度を変えると動画のように画像が動くため、動きのあるロゴやキャラクターなども表現できる。
レーザーの干渉光によって感光層の中に特殊なしま模様を形成し、画像を記録する「リップマン型」ホログラム。現在主流の「エンボス型」と異なり、製造技術が特殊で使用する感光剤の入手も困難なため、偽造が難しいという。
約1年半にわたってフィールドテストした結果、模倣品対策としての効果が確認できたため、主にセキュリティ用途向けに受注を始めた。一般のシールのほか、はがすとホログラム層が破壊される「脆質タイプ」のシール、カード全面に貼り付けられる「転写箔」などに加工できる。
DNPは新製品をセキュリティ市場に拡販する。ソニーPCLは、CD、DVD、Blu-ray Discの原版製造技術とを組み合わせ、ホログラムを新たな映像製品と位置づけて市場開拓を目指すとしている。
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